抗真菌薬とは主に水虫治療に使われるものです。一般の薬局などで買える薬から、病院で処方箋が必要な薬まで様々な種類があります。ここでは、抗真菌薬とは何かについてご紹介します。水虫を倒す方法について学びましょう。

イミダゾール系抗真菌薬

きれいな脚と花

抗真菌薬にはイミダゾール系やキャンディン系など、作用機序によって複数の系統が存在し、真菌に対して多様な反応を示すようになっています。
イミダゾール系はトリアゾール系と含めアゾール系抗真菌薬とも呼ばれ、古くから使用されている真菌症の治療薬のひとつです。
イミダゾール系として1970年代に初めて登場したのはクロトリマゾールで、強い殺菌作用と幅広い抗菌スペクトルで、すぐさま抗真菌薬の主流となりました。
その後にもミコナゾール、ラノコナゾール、ルリコナゾールと様々な成分が開発され、現在でもイミダゾール系は主流の抗真菌薬となっています。
作用としては真菌の細胞膜であるエルゴステロールの生合成を阻害することで、真菌の発育を抑えて殺菌的な作用を示します。

水虫の原因となる白癬菌だけでなく、カンジダや癜風にも良く効くことから様々な表在性真菌症に使用されます。
イミダゾール系は飲み薬や注射薬もありますが、ほとんどが塗り薬となっており、医師の処方薬の他にスイッチOTC薬としてドラッグストアなどでも市販されています。
塗り薬では皮膚に浸透するだけで体内まで吸収されることはなく、全身に成分が広がらないことで副作用のリスクがないのが特徴です。
新しいタイプのルリコナゾールは、即効性に優れこれまでの水虫薬では6ヶ月は治療期間が必要とされていましたが、殺菌的な作用が早く効くことから半分ほどの治療期間で済みます。
また、皮膚の角質層に溜まりやすく1日に1回の塗布で済むというメリットがあるため、仕事中に何度も塗り直したり、塗り忘れから治療が遅れるといった問題も少なくなっています。
イミダゾール系抗真菌薬はこれからも進化していく可能性があり、今後も主流として多くの人に使用されるでしょう。

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